2015年11月20日金曜日

ペアハンの自動機客車(その2)

ペアハンの自動機客車はタイプではありません!!元々タイプだとは言っていないのですが、そのくらいお気楽なキットだと勝手に考えていたのです。失礼いたしました。

動力は確実、快適に動くように「はこてつ」動力を使っていることは確かなのですが(軸間16mmはスケール通りではありません。)ボディはスケール通りです。
今までも実車の図面が無かったり、アレンジの大きいものには必ずタイプと表記されていたので気付くべきでした。。

ネジ止めなどがタイトで随分狭い車体だなぁ~!?と思って参考に鉄道ファン398号の岩井町営軌道の自動機客車の図を約1/87の縮尺にしてプリントアウトしてみたのです。
夷隅、大谷軌道の自動機客車は岩井町営の自動機を窓一個分短くしたもの。。と勝手に理解していたのです。一回り大きさが違いました。
勿論、夷隅、大谷の方が小さいのです。

内燃動車発達史をあらためて見直してみると岩井町営軌道は軌間762mmですが夷隅や大谷(宇都宮石材)は軌間610mmです。もちろん車体幅も小さい訳です。(5フィート。)1/87にすると約17.5mmです。ペアハンのキットはほぼこのサイズに出来ています。(どーりで狭い訳です)
内燃動車発達史 上巻に載っている宇都宮石材軌道5、6組立図を約1/87にプリントアウトして比べてみるとそっくりでした。。このキットかなり好きになって来ました。
僕は鉄道模型はおもちゃではなくスケールモデルだと思っているのでなるべくスケール通りに作ってあるキットの方が好きなのです。

そうなるとアルモデルの夷隅タイプはむしろ岩井町営に近い幅で出来ている様なのでこれを改造して窓一個分伸ばせば岩井町営の自動機客車が出来るのかも知れません。
そのうち試してみたいと思います。。(こうしてまた、新たな製作計画がどんどん増えていくのです。)

 
さて、、模型作りも少しだけ進みました。。 
 
屋根は付属のレジンの物が車体内側にはまり込む様な少し小さいものだったので、「縁が欲しいなぁ」と思い、取り外し可能なはめ込み式のものにすることにしました。
 
後で調節する為に削る可能性があるので、削っても汚くなり難いようにエバーグリーンの1.0mm厚のブラックプラシートを使いました。丁度、ボディ内側にはまり込むように切り出します。
 

その上に0.2mm厚のプラバンを貼りつけます。車体より少し大きめに、、この部分が縁です。
さらにこの上に付属のレジンの屋根を貼りつけました。


郵便逓送車の軸受周りも作業しました。メタル台枠の位置合わせの為にプラ棒を接着しました。
カプラーのネジ周りにも段差をなくすためのプラバンを貼りつけました。
 
 
組み立てて連結してみます。
 

自動機客車のカプラー部はこんな感じになりました。
車体を止める為のネジとカプラーのネジは共用です。


カプラーはリアルタイプと、簡単なタイプの2種類が付属しています。
自動機の後ろにはリアルタイプを付けました。


郵便逓送車の連結側は連結しやすいように簡単なタイプにしました。


郵便逓送車の後ろは見てくれ重視でリアルタイプです。。


この状態で試走しました。試走には例のパイクを使いました。
動力は「はこてつ」なので何の障害もありません。快調に走行。
郵便逓送車の牽引にも何の不安もありませんでした。

以前の私でしたら、やれ軌間を6.5mmにした方が良い!!とか、軸間は14mmだとか言っていたのですがこの頃はそのような無駄なこだわりは無くなりました。
やっぱり、快適、快調に動く動力の方が良いですから~!


ここまで出来ました。ほぼ完成!!(この幅狭、胴長短足な感じが夷隅、大谷軌道を良く再現しています。)
後は屋根にベンチレーターを付けてから塗装です!!

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